SSブログ

警察は大丈夫なの―ー中国ギョーザ事件 [政治]

あの毒入りギョーザ騒ぎは2008年だからもう2年にもなる。中国製のギョーザに農薬が入っていて食べた人が重態になった。そのことで日本中が沸き立った。折から食の安全に関する不安が鬱積していたところにこの事件が起こったものだから。問題は一挙に中国製の食品全体に波及した。

中国当局からは、調べたが生産工程で農薬が混入するような可能性はないとの回答があったが、日本のマスコミは、そんなことでは納得せず、中国警察の捜査がいい加減であることを暗示し続けた。その根拠が日本の警察によって発表された包み袋には穴がなかったという事実だった。穴がなければ、これは包装前に入ったもので、生産工程でしか入れようがない。まして、日本国内で入ったことはあり得ないというのがマスコミの主な論調だった。

2年たって犯人が逮捕され、中国の警察が日本にも調査に来た。犯人は注射器で箱の外から農薬を入れたという。つまりこれは生産工程が全て終わってからのことだ。日本の警察発表とはあきらかに矛盾する。討議の結果日本の警察は、穴を見逃していたことがはっきりして、中国には謝った。いい加減だったのは日本の警察だったのだ。

たまたま犯人は中国人ではあったが、箱の外から注射器で入れるなら日本ででも出来る。 穴がなかったから国内に犯人はいないとして捜査すらしなかった日本の警察は根本的に間違っていたわけだ。

このために多くの国内の中華料理店が泣いたのだ。これは一種の冤罪事件だと思うし、警察の責任は大きい。
nice!(0)  コメント(0)  トラックバック(0) 

nice! 0

コメント 0

コメントを書く

お名前:
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

トラックバック 0

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。