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テレビ壁面取り付け 間柱の見つけ方 [雑学]

愛用したビデオカメラが壊れた。買い換えたらNTSC出力がない。最近のものはHDMIばかりだ。困ったことにはうちのディスプレイにはHDMIがないから、ディスプレイまで買い換えることになった。テレビのほうが安い。大きな画面で置く場所がないから、壁面に取り付けることにした。これでまた問題が広がってしまった。

壁面取り付けには金具がいる。傾きを変えられたりするものは高いが、単に取り付けるものであれば、3000円で十分だ。取り付けはネジを壁に押し込む。石膏ボードの壁では弱くてダメだから、間柱のあるところを捜してそこにネジ穴を開けなければならない。問題は、どうやってそれを見つけるかだ。壁には、もちろん壁紙が貼ってあって、どこが間柱なのかは見えない。壁を叩けば響きで大体どの当たりかはわかる。

大体わかればいいかと思ったのだが、買ってきたHDL-110B型(メーカー名は表示してないAmazon物品)は、寸法が微妙だ。横幅が、間柱の間隔より小さいかもしれない。間柱の端にひっかかれば、何とかネジ付けできるのだが、そうなると正確な間柱の位置が必要になる。これは叩いただけではなかなか難しい。

世の中には便利な道具があり、柱ディテクターとか壁裏ファインダーとかういう装置が売り出されている。高級品は超音波レーダーのようなもので?万円もする。3000円のものを取り付けるのにこんなものを買ってはおれない。安手のものはかなり不正確だということもネットには書いてある。

100円ショップで買ってきた磁石が役に立った。釘の頭くらいの小さなネオジウム鉄磁石が10個入り100円で売ってある。柱には必ず石膏ボードを釘で打ちつけてある。この磁石で釘の頭を捜せばよい。壁をこの磁石でなでてやると、すいつけられるところがある。ここが壁紙の下にある釘の頭だ。間柱の中心に近いと考えてよい。釘が2つ並んでいればその中間が1mm精度で間柱の中心と見てよい。安手の壁裏センサーよりもよほど確実だ。

正確な位置がわかってみると、間柱の間隔が455mmであることもわかる。石膏ボードの規格が910mmだからだ。金具の取り付けは最大で穴間410mmくらいだから、4センチばかり柱へのネジ付けには足りず、このままでは使えない。業者に壁面取り付けを依頼すると、壁の補強工事をするらしい。金具の幅が足りないからだろう。

なんで、4センチ足りないようなバカな金具設計をするのだろうかと疑問に思った。わかったことは、この金具は北米の2X4規格で、間柱の間隔を407mmと想定しているということだ。輸入品(中国製)だから仕方がないかもしれない。日本の規格は455mmである。2X4工法なら北米と同じかと思っていたのだが、北米のものとは異なるのだ。間柱の間隔を広げて、材料をケチるようになっている。

日本の住宅規格は特殊だということを覚えておかねばならない。結局、金具に別の穴を開けてなんとかぎりぎりで柱にネジ付けすることになった。やれやれ。

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