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放射性廃棄物の最終処分は福島で [原発]

こんなことを書けば、福島の人たちから猛反発を受けるだろう。津波と放射能で痛めつけられた上に、さらに長期に渡る禍を背負うことになるのだ。しかし、栃木県塩谷町の人たちは、自分たちの近辺が最終処分地になるという降って沸いたような災難に直面している。福島原発の建設について、全く何の相談も受けていない人たちだ。4000世帯しかない町で、反対集会に2000人もが集まったことでもその反発の強さが感じられる。

国は、宮城、茨城、栃木、群馬、千葉の5県に福島の放射性廃棄物を処分しようとしている。いずれも、福島原発とは何のゆかりもないところだ。この人たちが放射性廃棄物を受け入れる必然性は何もない。福島は、だまされたとはいえ、間違った判断で、原発を作らせてしまったという責任がある。この十字架を背負ってくださいと、あえて言わざるを得ない。

なぜ、こんなことを言うかといえば、いまだに目先の金に目がくらんで、福島の人たちがやったと同じ過ちを犯す人たちがいるからだ。薩摩川内の市長は、再稼動の受け入れを表明してしまっている。住民の80%が原発賛成派の市長に投票したと居直っている。原発直近には、原発から経済的利益を得ている人が多い。自治体も、電力会社に札束で顔をなでられている。

この人たちにもう一度考え直してもらいたい。原発では事故が必ず起こる。それは1万年後になるかも知れないし、明日かもしれない。事故が起こった場合そのとき悲惨なことになるだけでなく、末永く放射線と暮らさなくてはならない。本当に、こんな金で受け入れていいのですかと問いたい。

事故が起これば、国が全国から税金を取って補償する。放射性廃棄物は全国にばら撒く。金だけは地元がもらう。そんなことは、あってはならない。もし地元が原発を容認するなら、全部責任を負ってもらわねばならない。

だからあえて言う。福島事故の廃棄物は、全部福島で引き受けてほしい。

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