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底なし、議員の品性劣化---上西小百合と維新 [政治と金]

維新・上西小百合議員の素行がネットを賑わしている。国会サボって秘書と不倫旅行などと週刊誌ネタになったが、事実は、少なくとも不倫ではない。家城大心秘書は、離婚して独身だからだ。とは言うものの、議員としての品性を欠いたものであることに変わりはない。

「数日前から嘔吐(おうと)や腹痛をときたま発する状況」だったということで3月12日昼に医院で診察を受け、診断書を書いてもらっている。しかし、その夜、自民党の赤枝恒雄衆議院議員とともに、六本木のショーパブ「金魚」などを訪れていたことがわかった。その前に居酒屋など2軒をはしごしているから、何かおかしい。昼に診断を受けて、その夜、夜中まで遊び歩けるものだろうか。自民党と飲み歩くのが維新議員の日常と言うことだ。維新と自民党は裏で繋がっている。

3月13日は衆議院本会議で予算案の採決があったが、出席せず、診断書を提出して、新幹線で大阪に向かった。国会に出席して座っていることは出来ないが、新幹線で旅行する元気はあったのだということになる。国会を欠席するのに別に診断書がいるわけではない。あとで欠席をとがめられた時のためにアリバイを作ったとしか考えられない。議員宿舎で静養しているよりも、家族のいる大阪に帰りたかったと説明しているが、帰った先は、実家ではなく、1人暮らしの自宅だ。家城大心秘書に新大阪まで迎えに来てもらっている。

3月14日は、一日自宅で静養していたと言うが、この裏づけはない。 記者会見で家城秘書が「休暇をとっており、別の女性と温泉に居た」と、意表をつく大胆発言をして、不倫を追求していた記者たちは、黙ってしまった。議員が帰ってくる土日こそが秘書の仕事日になる。地方選直前に休暇とは変だろう。14日の日程はどうしたのかと聞かれて、上西は「秘書に代理してもらった」と答えている。しかし、その秘書は休暇だ。まだ隠していることがある。

3月15日は、朝から吹田市議選挙の事務所開きに出たりして、家城大心秘書と2人で宮津に出かけた。3時頃家城大心の兄の店に到着して、4時半頃、地元の有力者と合流して、町長を誘って、別の店で会食。そのあと、また家城兄の店に戻って、二次会的会食。30分程と言っているが、19000円の領収書がある。知り合いの店で飯を食うのに領収書を取るとはどういうことだろう。おそらく、政務調査費か何かで落とそうと思ってのことだろう。ちなみに上西は居酒屋などでの23回の会食を政治資金から支出している。その夜は、(二人で)家城大心の母の家に泊まったという。このあたりが、不倫などと言われた所以だ。

一連の行動に、大きく家城大心秘書が関与していることが伺える。関西テレビの取材に対して、『お前、ワシの車に当たってる言うてんねや!ゴルラァ!』などと凄んで見せたのも家城だ。2008年に暴行の現行犯で逮捕された経歴を持つくらいだからセリフにも凄みがある。この言葉遣いは、橋下も擁護していない。議員の秘書として相応しくないのは明らかだろう。

家城大心が運転していた「ワシの車」はBMWだ。どこからそんな収入を得ているのだろうか。家城はアイティエスと言う会社の社長でもある。この会社に、政党助成金から支出されていることがわかっている。

問題の是正について、橋下は、記者会見で、「上西始め何人かは府議団に指導してもらってますんでね」と指導責任が大阪府議団にあると言ったのだが、これはおかしい。なぜ、国会議員が府議団に指導されるのか?行動も、秘書の人事も国会議員本人ではなく府議団が決めているのだ。

実は、家城は大阪府議・井上哲也の秘書だった。井上哲也が維新公認で吹田市長になり、家城は市長秘書に納まった。ところが、井上の汚職事件が発覚し、例によって「秘書が勝手にやった」ということで、秘書を解任されたのだ。泥を被ったのだろう。京都府立加悦谷高校を中退して、何をしていたのかは明らかでないが、あるときから大阪維新で幅をきかすようになった。上西議員秘書は仮の姿で、今も府議団が家城の本拠と言うわけだ。

泥を被った功績で、大阪維新が、解任された秘書を、上西小百合の秘書に横滑りさせたというのが事の成り行きだ。上西は看板に過ぎず、政治活動の実態は家城だとも考えられる。2012年の選挙では、買収とかもやっており、運動員が逮捕されているが、候補者本人をうまく逃がしているあたり、なかなかの凄腕だ。厳しく対処するなら、この買収選挙の時に除名だが、実際には注意しただけで、2014年の選挙でも公認して比例で復活当選までさせた。

吹田汚職事件に関して、表向き、橋下が井上を大阪維新の役職から下ろしているが、維新は、汚職事件を何も反省していない。除名されたはずの井上哲也をまた市長に推薦している。吹田は相変わらず家城大心のようなやからの巣窟となっていて、家城が吹田市役所で幅を利かせていることは誰もが知っている。

上西も除籍ということだが、会見で記者から辞職のことについて問われると、橋下が「本人には言うなと言ってます。」と答えている。本人が辞職すると言わないようにクギを刺しているのは橋下なのだ。除籍でお茶を濁して維新全体には関係のないことのように見せかける。これは汚職の吹田市長の時と同じだ。本当に辞職すべきと思っているなら、「辞職を勧めたが断られたからしかたがない」などと、しおらしく引っ込むような橋下ではないはずだ。

橋下は選挙で、「新人ですが、こういった人柄の人を国会に送ってください。後は、僕に任せてください。」と請け負った。その結果がこれだ。民間人校長とか、区長とか、今回の上西小百合とか、橋下が担ぎ出した人間にろくな者はいない。不祥事だらけと言える。吹田で上西小百合に投票した人、少しは目を覚ましたらどうか。

何も知らない新人に、選挙買収とか、政治資金の流用とか、国会のサボり方を教え込んだのは誰なのだ。橋下・維新の構造自体がこうした劣化を生み出していることを見抜くべきだ。

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上西議員事務所に殺害予告か | 2017/7/17(月) - Yahoo!ニュース https://news.yahoo.co.jp/pickup/6247282 @YahooNewsTopics
by お名前(必須) (2017-07-18 02:18) 

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