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増え続けるIS邦人犠牲者 [国際]

バングラデシュで農業指導を行っていた星邦男さんが銃撃されて亡くなった。戦争法案が可決されて16日目のことだ。湯川遥菜さんと後藤健二さんが殺されたのも、安倍晋三容疑者がカイロでISIL対策として約2億ドルの支援を表明した直後だった。安倍容疑者が殺したのはこれで3人目になる。これからも犠牲者は増えていくだろう。マスコミは、イスラム国の指導者に容疑者の肩書きをつける。人を殺すことに関与しているから、肩書きは容疑者とするのがふさわしいのだと言う。ならば3人の死は、すべて安倍晋三容疑者の成せる業だ。

そもそも、この3人の死には謎が多い。星邦男さんは、農業関係者と報道されているが、農民ではなかった。どのように収入を得て生活していたかはいまだに明らかにされていない。JAICAの事業でバングラデシュに滞在していたと言うが、どのプロジェクトで、だれが主催していたかもはっきりしない。JAICAは外務省の下請け機関だ。

シリアでISに処刑された二人のことについても、謎が深まるばかりだ。これについては、ネット上に一部謎解きが披露されているから、それを整理しておこう。

湯川遥菜さんは、破産して、ホームレスに近い生活をしていたのだが、突然、事務所も開設するようになったし、海外渡航の資金も得た。一体その金はどこから出たのだろうか。判っているのは、湯川さんの海外渡航にはすべて後藤健二さんが関与していることだ。報道では2014年7月に湯川さんが自由シリア軍に拘束された時に後藤さんが通訳して釈放されたのが縁となっているが、それ以前から深い接触があったのが事実だ。

後藤さんは、短期の計画で湯川さんの救出に向かっている。後藤さんの釈放に向けて家族が英国の危機管理会社に依頼を出していたくらいだから、おそらく湯川さんの救出についても、こういったルートで、短期で解決する目処が立っていたのではないだろうか。後藤さんのシリア入りについては、外務省が3度にわたり、中止を勧告したというから、外務省は後藤さんの動きを知っていたことになる。この「目処」には外務省も関与していたことは明白だ。

湯川さんの救出を停止したのは、安倍容疑者だ。積極的平和主義で世界の強硬派となる決意を持った安倍容疑者は、湯川さんを見殺しにする方針を出した。エジプトでISに敵対するための金を出すことを表明し、後藤さんの救出作戦を頓挫させた。それだけでなく、後藤さんも拘束されることになった。

後藤さんの妻、城後倫子さんには10月にISからの身代金要求が来ていた。普通の家族なら、マスコミなどにも伝えて大騒ぎになるのだが、倫子さんは、そうはしなかった。JAICA理事長に近く、外務省とも通じている倫子さんが、外務省と対策を相談したことは疑いない。外務省は早くから後藤さんの拘束を知っていたのだ。

この問題が、世間の明るみに出たのは、ISが映像を公開してからだ。裏交渉だけを続けることが出来なくなった外務省は政府に下駄を預ける形になった。安倍容疑者の方針は、後藤さんも見殺しにすることだった。外務省系エリートとして生きる城後倫子さんは、政府の方針に従う決意をした。12月まで、拘束を知らなかったかのうような手記を書いて政府と口裏を合わせた。

冷酷無比な安倍容疑者の殺人は今後も続くだろう。紛争地で活動する多くのボランティアの命が危ない。それだけではない。南スーダンでは多くの若者が命を失うかも知れない。中国に送り込まれたスパイも見殺しにされるだろう。謎は決して解明されない。秘密保護法がそのために準備されたのだ。

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