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民主党の無残な変質 [政治]

民主党が去年マニフェストとやらで打ち上げた公約を見返してみよう。
  • 沖縄の米軍基地県外に-------------------->結局同じ
  • 後期高齢者医療制度廃止------------------>結局同じ
  • 大臣に代わる官僚の答弁廃止-------------->結局同じ
  • 地方を拘束する法律や政省令の規定を廃止-->知らん顔
  • 国家公務員の再就職あっせんを禁止-------->結局同じ
  • 「政府調達監視等委員会」を設置---------->知らん顔
  • 早期退職勧奨を廃止---------------------->知らん顔
  • 選択的夫婦別姓の早期実現---------------->気配無し
  • インターネット選挙運動解禁-------------->気配無し
  • 選挙権を18歳から付与する---------------->知らん顔
  • 公務員の労働基本権を回復する------------>気配無し
  • 「住民投票法」を制定-------------------->気配無し
  • 企業・団体献金の全面禁止---------------->気配無し
  • 「子ども手当」創設----扶養手当廃止------>結局同じ
  • 出産時助成金の支給---------------------->気配無し
  • 高速道路の無料化------------------------>気配無し
  • 国直轄事業の地方負担金制度の廃止-------->気配無し


なんというひどい有様だろうか。公約しても実現できないこともあるだろう。しかし、ここまでくると嘘つきといわれても仕方ない。まったく実現しようと言う意識が見られない項目も多い。政権を取って当初はこれまでの自民党とは異なる意気込みを見せた。鳩山首相の施政方針演説は悪くなかった。しかし、沖縄問題でつまづいて以来、やむなくではなく望んで自民党路線に同化しているように見える。いったいなぜ、ここまでの変質が起こったのか不思議なくらいだ。人間の考えと言うものがそう簡単に変わるものなのだろうか。

ここに来て思い当たった。実は根本は変わっていないのだ。民主党には綱領というものがない。共通の合意としてあったのは「政権交代」だけだった。政権交代が民主党の全てだったのだ。政権を取るためには何を約束すれば都合が良いか?この答えが選挙公約だったわけだ。

では、政権を取った後どうなるか、もちろん政権維持が唯一の共通合意になる。長く政権を取ってきた自民党と同じ事をするのが政権維持には良いと学んだ。「政権が欲しい。そのためにはなんでもする」この民主党の基本原理は実は見事に貫かれている。マニフェストだのということに騙された有権者がアホだったと言えばそれまでだが、せっかく倒れた自民党政権を復活させたくはない。他の政党になんとか頑張ってもらいたいものだ。

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