SSブログ

円高の対策 [政治]

かなりひどい円高が続いている。円高だと何が困るかというと輸出が出来ないから景気が良くならない。結果として給料が上がらない。円高は長く続いており、対抗策として生産コストの引き下げをやってきた。

しかし、これは本末転倒ではなかろうか。生産コストの引き下げとは、合理化なのだが、結局は賃下げだ。景気が悪くなって何故困るかといえば会社が儲からなくなって賃金が下がるからだ。最初から賃金を下げるのでは景気が良くなっても何の意味もない。

問題はそれが長く続いていることだ。給料が下がれば当然消費は控えねばならない。消費が冷え込めばなた景気が悪くなる。これでまた賃金を下げるといく繰り返しで、デフレスパイラルに落ち込んでしまっている。

これはどこかで食い止めなければならない。どうすれば良いかと言えば、そんなに難しいことではない。思い切って賃上げを強制すれば良いのだ。貧困層にはすぐに使う金を支給する。その原資をどうするか?それは取れるところから取るしかない。儲かっている会社、資産を溜め込んでいる人から取るのだ。

具体的には、企業の内部留保金に高率の課税をする。累進税率を引き上げる。相続税率も引き上げてよい。これを、貧困層への援助としてばら撒けば、たちまち消費が拡大される。内部留保を給与に回せば賃金の上昇になる。ようするに、溜め込まれて動かなかった金を、循環させるのだ。

このような経済政策が行われるまで円高は続くし、不景気も続く。にも関わらず、こんな政策は話題にもならない。それは、政治を行っている人たちが大企業と金持の言うなりだからだ。そして、性懲りもなくこのような政治家を選んでいるのは選挙民だ。

日本人は政治で生活が変わることを体験していない。だから、選挙では、自分の生活に役立つ政策を選ぶのではなく、知名度とか、タレント性、人気とかで選んできた。だが、いつかは気が付いて、選挙でまともな人が当選するようになるだろう。まだまだ学ばなければならない。
nice!(0)  コメント(0)  トラックバック(0) 
共通テーマ:moblog

nice! 0

コメント 0

コメントを書く

お名前:
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

※ブログオーナーが承認したコメントのみ表示されます。

トラックバック 0

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。