SSブログ

維新市議の繰り返される不祥事 [政治]

堺の北野礼一市議が、政務調査費で自転車2台を買ってゴルフコンペの賞品にしていたことが問題になっている。領収書の偽造などもやっていたようだ。「反省の色を見せたからこれでいいだろ」と居直っているのだからあきれる。こういう人物は、他にも問題を起こしているのではないかと思って調べたら、出るわでるわ。

1994年に学歴詐称で追及されて、議員を辞職している。2005年には選挙違反で逮捕されている。衆議院議員選挙で、自治会役員らを接待しだのだが、解散以前に計画していたということから接待の目的が票のとりまとめと立証されず、無罪になった。2008年には、自転車の女子高生を車ではねて、放置してで逃げ去った。選挙ポスターで顔が売れていることで足がついた。しかしこれも、交通違反だけを問われて終わった。今度の件も逃げ切ろうとしているに違いない。

これだけあれば、札付きだと言うことはわかる。彼にとって、法の網の目をくぐることが日常であって、言い逃れはしても反省はない。あらゆることが方便になる。もともとは自民党だったが、今は維新だ。維新には、こういった問題のある人物が集まる傾向がある。兵庫県議会の号泣議員も、維新に入りたがっていた。

なぜ、こういった人物が右翼になるかの理由を考えておこう。一般に社会活動を営めば、社会正義とか人権の問題に突き当たる。自己の利益だけを優先させて、他者を顧みない、ウラで取引して多くの人を欺く、などという行為は、批判を浴びるのである。この批判を逃れる方策としての右翼化がある。

後ろめたい自己に対する弁護の一つとして「お国のため」という抽象的な看板が役立つ。「お国のために」尽くしている自分には少々のことは許されると考えるのだ。国士思想と言われるご都合主義のエリート意識だ。だいたい社会正義とか人権侵害に敏感なのは左翼であるから、これを否定する意味でも右翼思想が役立つ。こうして、アウトローは右翼化していく。暴力団は多く右翼である。

橋下氏には気の毒だが、彼の回りに群がってくるのは、結局こういった人たちだ。彼が採用した民間人校長たちもひどい有様だし、区長も次々と不祥事を起こしている。彼自身だって、不倫スキャンダルだとか、悪徳弁護士の過去とか、クリーンではないから、こういう連中を律することが出来ない。当然の結末ではある。

問題なのは、マスコミに踊らされて、一時的であったかもしれないが、これに幻想を抱いてしまった市民のほうである。市民が賢くならなければ民主主義は成就しない。


nice!(0)  コメント(0)  トラックバック(0) 

nice! 0

コメント 0

コメントを書く

お名前:
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

※ブログオーナーが承認したコメントのみ表示されます。

トラックバック 0

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。