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鳩山政権のいい加減さ [政治]

沖縄の米軍基地問題はいっい何だったのだろうか。基地撤去を掲げた民主党が政権を取り、アメリカもテニアンへの移転などを覚悟したらしい。政権公約というのは重みのあるもので、アメリカでも大統領は公約に掲げたことはとにかくやろうとする。必ずしも公約は実現しないのだが、大統領は必死の努力をする。公約をどこまで実現できるかが、大統領の大物度を決めるからだ。クリントンは国民皆保険を掲げたが、共和党の反対に合い、保険会社の猛烈な議員取り込みに負けた。オバマは就任早々法案を通したがかなりの妥協を強いられた。鳩山政権も必死の努力で手ごわい交渉を強いてくるだろう。そう考えたのである。

ところが、日本の新政権は、一言、政府間の約束事だから政権変わってもまもってエ、と言ったらそれで終わってしまった。実に拍子抜けだったにちがいない。別に自民党が頑強な抵抗を示して論陣を張ったわけでもない。米国が大統領が乗り込むなどの手を打って、頑強に主張したわけでもない。国内の基地賛成派が大々的なキャンペーンで対抗したわけでもない。新政権が公約を引っ込めなければならない理由はどこにもないのだ。

要するに、民主党鳩山内閣は最初から基地撤去なぞしたかったわけではないのだ。たまたま沖縄に行ったら、基地のことを言わないと票が取れそうにない雰囲気だったので口走ってしまっただけなのだ。だから、なんの抵抗があったわけでもないのに自滅的に公約をやぶることになった。

これも、普通は考えられないことだ。卑しくも政権を狙うような政治家が、よく考えもせずに、重大な政策を口走るということはありえない。それこそ、政治家としての資質を問われる問題だ。だれが、そんないい加減なやつに投票するものか。

しかし、日本では鳩山続投の話まである。ここまでくれば投票する日本人がアホとしかいいようがない。いままで汚職まみれで、政治資金の疑惑だらけでなおかつ議員を続けている政治家がいっぱいいる国なのだ。漫画しか読まず漢字もしらなくても総理大臣になれる国なのだ。しかたのないことかもしれない。
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