SSブログ

管直人と言う首相 [政治]

菅直人が首相になった。鳩山がやめてくれたのでタナボタで首相の地位が転がり込んだ。さて、この人はどのような政治を展開するだろうかと予想してみる。鳩山がやめた理由はもちろん公約違反を追及されると答えに詰まるからである。菅はなにも公約していない。責任を全部鳩山にかぶせて、公約違反はやめましたで通すことが出来る。しかし、まあ選挙の時に遡ってみれば、菅も同様で、いろいろと耳障りの良いことを言ってしまっているだろう。予防線としてはマニフェストを持ち出すことだろう。選挙の直前には、政権担当色が濃厚になっていたので、実は今回のマニフェストはかなり後退したものになっていた。これまでの言動と照らして追求されたら、マニフェストにはないが主張は変わっていないと言っていたのだ。

さて、フリーハンドを得た菅はどう出るか。沖縄は辺野古基地新設で行くだろう。自分は県外と言っていないからウソではないと言い張る。つまり辺野古に基地を作りたいわけだ。その意味では消費税も増税できる。

しかし、菅という人は機を見るに敏で、スタンドプレーを身上としている。そう、悪役にばかり徹していられない。子ども手当てとか高速道路で、点数を稼ぐことがまず第一だろう。沖縄の問題なんかを国民に忘れさせることだ。派遣法はしゃにむに成立させる。たいして代わり映えのないものなのだが、やったという印象を与えることを考えるのだ。少なくともぶれないという印象を与えるのはうまいだろう。

それとG8だかなんだかの国際会議、多分これには力をいれるだろう。これほど良いスタンドプレーの場は無い。ここで、国際援助などの大盤振る舞いをしてしまうし、アメリカとも食料輸入などで約束してしまう。彼には自分を抑えてスタンドプレーを慎むということが出来ないのだ。その結果、財政難で消費税増税の悪役をひきうけることになるかもしれない。

このあたりでおそらく息切れだろう。自身か身内にボロがでて、やはり政治とカネに足をすくわれる。小沢などの元自民党勢力に気を使ったことが仇になる。菅が自民党歴を持たず、小沢と一線を画す点で、党内の分裂を予想する人もあるが、この点にかけては社民連以来、いろんな政党を渡り歩いた百戦錬磨の経験が物を言う。結構小沢なんかとはうまくやる。自民党筋が擦り寄ってくるので、うまく天秤にかけるだろう。

どっちみち特に国民のために何かする政権ではない。誰がやっても同じだということを根付かせるためにやっていうようなものだが、そんなことはない。政権が変わって暮らしがよくなったと言う経験は日本人が一度も持たないだけで、世界にはいっぱいある。
nice!(0)  コメント(0)  トラックバック(0) 

nice! 0

コメント 0

コメントを書く

お名前:
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

トラックバック 0

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。