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中国の腐敗と日本の官僚 [政治]

中国の行政幹部の腐敗がたびたび報道されている。「人民に奉仕せよ」を掲げる社会主義の国だったはずなのに何と言うことかと感じさせられる。行政の幹部が企業の幹部を兼ねて、一千万円にも及ぶ給与をくすねていて罰せられた。こういったことは、一党独裁政権の本質的な問題だとも思える。

しかし、ひるがえって日本を見て見ると、年間何億円もの給与をもらう企業の幹部が行革本部を指揮したりするのが平気で行われている。これは中国で言えば腐敗に当たるものではないだろうか。順序が逆なだけで結果的には行政と企業の兼任による高収入に変わりはない。

日本では腐敗を腐敗として受け止めないところまで腐敗が進んでいるのだ。今問題になっている原子力保安院は、中身から言えば、電力会社の社員や原子力産業の社員が出向しているものばかりだ。原子力保安院だけではない。多くの省庁が「天上がり」の職員で構成されている。これでは取り締まりなどできるわけがない。

まともな政治が行われない原因は明らかに「産官癒着」にあるのだが、「産官分離」が言われることがないのも変な話だ。
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