SSブログ

風俗利用を薦める橋下市長ーーこれこそ国辱だが、その真意は? [政治]

橋下大阪市長がまた奇異な発言をやっている。従軍慰安婦は必要だったということから始まり、米軍司令官に風俗利用を薦める話をした。司令官は苦笑いになって「米軍ではオフリミッツ(出入り禁止)だ」と答えたのだが、さらに続けるものだから「行くなと通達を出しているし、これ以上この話はやめよう」と打ち切られたと言う。

これが、世界に報道されると、日本有数の都市の市長が発言したことで、日本人全体の品性を疑われる。まさにこれこそ国辱ではないか。兵士に慰安婦が必要と言うなら、日本には毎日命がけで戦っている企業戦士がいっぱいおり、これに一体何人の風俗嬢がいると考えているのだろうか。どこの国でも裏社会があるが、それは例外的少数である。ところが大日本帝国だけが大々的に慰安婦制度を作ったから問題になっているのだ。

みずから裏社会にどっぷり浸かり、ホステスとの不倫なんかを実践している橋下氏ならではの発想だが、個人的には一種の居直りだろう。不倫問題で叩かれたが、実のところ反省はしていない。これが当たり前なのだという主張の表現だろうと思う。反論されると逆切れして見せることからもわかるように、殊勝に引っ込むことができない性格なのだ。

橋下氏は政治的には非常に世論に敏感である。受け狙いは彼の身上とも言える。安倍首相が侵略否定発言でアメリカにたしなめられたのを受けて、軌道修正を試みた。右翼の世渡りは絶えず愛国と親米という矛盾した姿勢の調整が絶えず必要なのだ。それが、この発言の前説である「結果として近隣諸国に迷惑をかけた」と言うくだりだ。それで終わると右翼仲間からの批判が高まるので慰安婦正当化を述べなければならなくなった。

そして、その中で自己の正当化の本音が出てしまったというのが事の顛末だろう。 地盤沈下に悩む大阪の人たちの焦りが、つい、漫才師やタレント弁護士に期待してしまうということになり、その結果がこれである。

nice!(0)  コメント(0)  トラックバック(0) 

nice! 0

コメント 0

コメントを書く

お名前:
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

※ブログオーナーが承認したコメントのみ表示されます。

トラックバック 0

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。