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猪瀬5000万円裏献金事件 [政治]

猪瀬5000万円事件

徳田毅議員が、徳州会の資金力にものを言わせた悪質な選挙違反を行ったことは確定的だが、これに猪瀬知事も連座していたことが明らかになったようだ。記者団とのやり取りに、その実態が浮かび上がる。つっこみ所満載の筋書きだ。

都知事選に立候補するに際して、11月6日に徳田虎雄に挨拶に行った。
--なぜ、遠くの病院にまで行って徳田虎雄に挨拶しなくてはいけないのか?金以外にないでしょう。

その結果、徳田毅議員から連絡があって11月14日に会っている。この時金の話が出た。--あいさつした虎雄本人ではなく、毅だということは金が徳州会のものであると、当然わかる。

11月20日、議員会館に出向いて5000万円を現金で受け取った。
--普通こんな大金は振り込む。現金で受け取る意味は、裏金の意識があったということだ。

受け取った時に非常に簡単な借用書を書いた。
--貰っては不味い金という認識があった。形式的に借りる形にするが、金でなく別の形で返せばよいという口約束の表れ。無利子だし、返済期限もない。

5000万円は自分名義ではなく、妻名義の貸金庫に入れた。
--貸金庫を用意したのは5000万円を受け取る前日だ。銀行口座に入れるのはまずいという認識があった。本人名義であることすらまずいと思った。

「今年1月下旬ごろ、金を返す旨を徳田毅氏に連絡し、2月4日に借入金の返却の方法を打ち合わせすることになりましたが」
--何で「返却の方法」を「打ち合わせ」なければならないのか?借金なら単に返せばいいはずだ。金でない返却の方法をいろいろと?徳州会は都から多くの補助金を貰っている。

その後、選挙違反が明かるみに出てから秘書が持って行って返し、借用書は木村三浩氏を介して郵送されてきた。
--何で郵送するのに「人を介して」なのだろうか?借用書を書いた借金なら、当然返却金と引き換えに借用書の返還を求めるはずだ。

猪瀬知事も、金まみれのドロドロした世界に足を突っ込んでいることに間違いはない。選挙違反に問われるか、はたまた賄賂に認定されるか。しかし、彼らは世事に長けている。またしても、限りなく黒に近い灰色で終わることだろう。



--------------- 追記 ----------------------
裏献金問題についての都議会での審議が始まった。12月10日は自民・公明ばかりだから、追及は甘い。のらりくらりだが、八百長質問ではなく追求はしている。石原の後継を保守本流にしたかったという経緯もあり、猪瀬に不満なところもあるのだ。産経・読売も猪瀬擁護はしていない。もう自民党ではポスト猪瀬の人選まで始めているらしい。

11日は野党側からも質問があった。調査力のある共産党の追及は厳しい。猪瀬が株主総会で迫った東電病院の売却が実現し、その一ヶ月後に徳田虎雄と面会している。徳州会は、実際に東電病院の買収に乗り出したところだった。23区内の病院開院を悲願とする徳田が、この話を持ち出さないはずがない。「そんな話は一切してません」「何の話をしたか覚えてません」は、通用しないだろう。

5000万円を、銀行口座に入れず、前日用意した貸金庫に隠した時点で、裏金は確定している。 無利子無担保だし、強制捜査が始まってから、その時点では借用書の返還も求めず、返したという説明も苦しい。

--------------- さらに追記 ----------------------
ウソが次々に発覚。 貸金庫は5月に別の金庫に移動していた。金を受け取ったあと、事務所に行き、公用車で自宅へ帰った。借用書の住所は、自宅ではなく事務所。返すときも公用車を使っている。個人的な借金ではないことが明白。 
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