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百田尚樹の大馬鹿者発言 [政治]

あまりにも品性がない。いやしくも、日本最大のマスコミの責任者がこれである。

「侵略されて抵抗しない国と、侵略されたら目いっぱい自衛のために戦う国、どちらがより戦争抑止力があるかというリアリテイーの問題だ」ということだが、「海外に出かけて、武力でちょっかいを出す国と、平和外交に徹する国と、どちらが戦争に巻き込まれやすいかというリアリティーの問題だ」と返したい。

武力で国を守ろうとすれば、世界最強の武力を持たねばならない。何しろ攻めてくる国は選べないのだから。ちっぽけな面積の国にそんなことは不可能に決まっている。強い国の尻尾にくっついて、海外で武力ちょっかいを出すとすれば、恨みも買うし、ますます戦争に巻き込まれる危険が増える。まさに生兵法怪我のもとだ。

戦争は悲惨なものだ。戦争が始まれば、勝とうが負けようが、多大な命が奪われ、死んだ人にとってみれば、どっちにしろ、自分の命は終わっている。勝ったところで損害は消えない。世界のどの国とも対立を大きくせず、戦争を起こさないようにする努力が大切なのに決まっている。軍備で国民の幸せは守りようがない。

私は非武装論者で、軍備は全くのムダ使いだと思っているが、中には自衛力まで放棄することに不安を持つ人たちがいること知っているし、そのような人たちが専守防衛の自衛力を持ちたいということを理解はする。しかし、日本はそのような時点にいるのではない。「集団的自衛権」(こんなものは、「自衛」ではない)とやらで、自国が攻められなくとも、海外での戦争に首を突っ込もうとしているのだ。

戦争はゲームではない。軍事をもてあそぶ政治家たちに媚びて、報道人の責任をわきまえない発言を繰り返すものこそ、大馬鹿者である。

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