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「ハンマー持ったら」---日本社会の現状 [社会]

昨日「腰まで泥まみれ」について書いたが、当時の歌として忘れられないのが、同じくピートシーガーが書いた「ハンマー持ったら」(If I had a hammer)だ。このハンマーと言うのは大工道具ではなくて、裁判官が判決を言い渡す前にトントンと叩く木槌のことだ。アメリカ映画によく出てくる。正義の判決を出すべきだ。ベトナム戦争なんて馬鹿なことをなんで止められないんだという若者の苛立ちを反映している。70年頃、誰もが歌ったはずだ。

この歌も、今の日本にぴったりしている。この格差のひどさはなんだろう。一方で貧困にあえぐ人たちが増えているというのに、金持ち優遇が続いている。社会保障はどんどん切り捨てられているし、年金も少なくなっている。「サービス残業禁止」の判決を出すべきだし、「非正規雇用禁止」の判決も必要だ。GDPが十分あるのだし、企業の内部留保も多いのだから、全ての人にまともな暮らしができる給料を出せるはずだ。

原発を再開するとか、軍備を拡張するとか、不要な公共事業に補助金をばら撒くとか、そんなことばかりに金を使って、財政赤字を膨らませて、挙句の果ては消費税の増税である。どんな貧乏な人からも8%をふんだくるという悪税の代表みたいなものだ。これに正義の判決を下さないでどうする。

原理的には全部可能だ。命がけで立ち上がる必要もない。マスコミに踊らされず、どの候補の政策が自分たちの利益になるかをまともに判断して投票すればよいだけだ。それが、できないということに、若者でなくとも苛立つ。

♫♫ もしも僕がハンマーを手にしたら、朝から晩まで、判決出しまくるぞ。
♫♫ あいつら、政治家がやってることは、全部違法だ。
♫♫ もし、僕がベルを持って人を集められたら、朝から晩まで鳴らしまくって、みんなで世の中変えてやるぞ。
♫♫ もし僕に歌が歌えたら、朝から晩まで歌いまくって、あちこちで訴えるぞ。

しかし、実際のところ、僕に出来ることは、せいぜいブログで吼えるだけのことに過ぎない。悔しくはある。


If I had a hammer,
I'd hammer in the morning
I'd hammer in the evening,
All over this land

I'd hammer out danger,
I'd hammer out a warning,
I'd hammer out love between my brothers and my sisters,
All over this land.

If I had a bell,
I'd ring it in the morning,
I'd ring it in the evening,
All over this land

I'd ring out danger,
I'd ring out a warning
I'd ring out love between my brothers and my sisters,
All over this land.

If I had a song,
I'd sing it in the morning,
I'd sing it in the evening,
All over this land

I'd sing out danger,
I'd sing out a warning
I'd sing out love between my brothers and my sisters,
All over this land.

Well I got a hammer,
And I got a bell,
And I got a song to sing, all over this land.

It's the hammer of Justice,
It's the bell of Freedom,
It's the song about Love between my brothers and my sisters,
All over this land.

It's the hammer of Justice,
It's the bell of Freedom,
It's the song about Love between my brothers and my sisters,
All over this land.
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